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相続の悩み

築30年のマンション、相続のためには建て替え、あるいは買い換え?

Q

世田谷区内で戸数35戸の賃貸マンションを所有しています。築30年と古いこと、また、最寄り駅から徒歩13分とやや遠いこともあり、このところ、空室も出ています。私自身70を過ぎ、そろそろ相続も考え、このマンションを何とかしたいと思っているのですが、建て替えがいいのか、あるいは売却して買い換えるかで悩んでいます。ちなみに、子どもは2人。長男、長女の2人で、ともに都内に住んではいますが、賃貸経営を本業にするつもりはないようです。

A

建て替え、買い換え、あるいは金融資産に残すなど方法はいろいろ考えられます。

詳細

●とるべき手はいくつもあるが、どの手段をとるかは専門家に相談しよう

 所有しているマンションは古く、駅から遠いとのこと。すでに空室が出ているようですが、この傾向は今後、さらに加速することが考えられます。その半面、修繕費等はこれまで以上に嵩むことと思います。であれば、建て替えというのが、最初に思うことですが、立地、相続を考えると売却して、買い換えという手も考えられます。

 現在所有の物件が駅から遠いとしても、まとまった戸数あることから推察して敷地面積はある程度あるものと思われます。であれば、これを売却、都心近くの条件のよい物件を購入します。そうすれば、賃料下落や空室のリスクは解消しますし、修繕費等の出費も抑えられます。また、事業用資産の買い換え特例により、土地は譲渡所得税の軽減が図れますし、建物については新規取得することで、減価償却分が大きくなります。つまり、所得税軽減効果が見込めるというわけです。また、借入れを起こすことで、相続税の引き下げ効果も享受できます。

 相続を考えた場合、新規に購入する物件は必ずしも1棟である必要はないかもしれません。分割して相続させるなら、区分所有のマンションを数戸購入するという考え方もあります。また、一部を金融商品をして保有しておくことも考えられます。

 以上、とるべき手はいくつも考えられます。どの手段をとるかは、税務に詳しい専門家に相談、シミュレーションしてもらうことをおすすめします。同時に、相続するお二方の意見も聞き、誰もが満足できる方途を探るようになさってください。

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