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入居者の事故、事件や近隣とのトラブル

空き巣に入られたときはどう対処する?

Q

同じ町内で空き巣騒動が続いています。それで、念のた め、アパートに空き巣が入った場合、大家としてどうすれ ばいいのかを知っておきたいのですが。

A

安全の確認、警察への通報などやるべきことは多数

詳細

●安全の確認、警察への通報などやるべきことは多数

空き巣被害にあった場合、やらなくてはいけないことを 列挙します。

@入居者の安全を確認
 まずはなんといっても、入居者に怪我などがないかの確 認を行いましょう。被害者としては動転しているでしょう が、ここで、大家さんが被害者を気遣う態度が取れるかど うかは、後日、その入居者が住み続けてくれるかどうかに つながります。

A警察に通報
 速やかに警察に通報します。入居者の人が行っている場 合はそれでOKですが、慌てていて行っていない場合には 大家さんが替わりに速やかに通報してください。

B現場の確保
 警察が現場検証を終えるまで、現場はいじらないこと。 具体的にはドアのノブやたんすの取っ手など、犯人が触っ た可能性があるものには触らないこと。ガラスが割られて いても、室内が荒らされていても、片付けたりしないこと です。また、警察が来るまで、誰も室内に入れないこと。 そのためには、入居者よりも、大家さんが冷静に指揮をと るほうがいいでしょう。

C他に被害がないかを確認
 集合住宅の場合、複数住戸が一度に狙われることがあり ます。ですので、被害が一戸だけかどうか、他の住戸にも 声をかけ、被害を確認しましょう。もちろん、被害があっ たなら、その住戸でも同様に現場を確保します。その時点 で不在の入居者にも、連絡が付く限り、連絡を入れてみま しょう。

D実況見分に立ち会う
 入居者とともに被害現場の検証に立ち会ってください。 その際、建物の問題点などが分かれば、その後、すぐにそ の弱点を補うような方途を考え、入居者に安心感を与える ようにしたいからです。

E被害届けが受理された証明を依頼する
 玄関のドア、鍵、窓などが破壊されている場合、保険の 内容によっては、被害を補償してもらえることがあります。 そのために必要なのは、被害届けを受理したという警察の 証明です。そこで、実況見分の後、警察の担当者に、盗難 の被害届けを受理したという証明をいつ出してくれるかを 質問、被害届けの受理番号を聞きます。書類としての証明 書があるわけではないので、この番号を保険会社に伝える ことになります。

F早急に原状回復を行う
 検分、取調べが終了したら、できるだけ早く、侵入され た箇所の原状回復を行います。入居者は被害に遭ったこと で不安になり、ひどい場合には「この部屋では暮らせない」 と思ってしまうこともあります。その不安をできるだけ早 く原状回復することで取り除こうというわけです。この時 点では費用が云々というよりも、なによりも早い原状回復 が基本。そうでないと、他の入居者にも不安を与えること になります。

●大事なのは一段落後の防犯体制強化

 さて、一般的にはここまでの作業で空き巣対策自体はお しまいです。が、Fで挙げたように、入居者は非常に不安 な思いをしています。そこで、できれば、Fを行った上で それ以上の防犯体制整備を打ち出し、それを入居者全員に 伝えるという、もうひとつ上の作業をしてみることをお勧 めします。たとえば、「今回の件を参考に、建物周囲に人 が通ると明かりがつく人感センサーを設置します、併せて 防犯ガラスを導入します、工事にご協力ください」と言っ た具合です。

 これは、被害にあった入居者の退去はやむなしとしても、 その他の入居者の退去を防ぐため。すぐにそれだけの措置 をとってくれる大家であれば、今後は安心だろうという印 象を打ち出すためです。また、空き巣被害は同じ建物が2 度、3度狙われることが多いことを考えると、再発防止で もあります。

 もちろん、こうした被害に遭う前に防犯体制を整えてお くのが理想。ご近所で多発しているということであれば、 そもそも、入られないようにすることもご検討ください。

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