|
かつて、ペット可は、老朽化など借り手のつきにくい、
アパート、マンションに何とか、入居者を探すための条件
緩和策のひとつでした。
「従来は、条件を緩和して借り手を探そうという場合、ペ
ット、高齢者、外国人が3大要件だったと聞いたことがあ
ります。どれかひとつ、条件を緩和すれば、何とか入居者
を確保できるだろうというわけです」
仕方ないからペット可に、というわけですね?
「そうです。これからはそうしたネガティブな考え方は時
代遅れ。ペットを飼う人たちが一般化している現在におい
てはペットと共生して住むというのが当たり前になってき
ています。それが実際の流れです」。
村島さんによると、2000年頃に消費者金融のコマーシャ
ルに登場したクーブームの影響からか、この5〜6年で、
小型犬を中心にペットを飼う世帯が急増したのだとか。
「2005年の国勢調査によると、18歳未満の子どものいる世
帯が26.5%なのに対し、何らかのペットを飼っている世帯
は42.4%と推測されています。(ペットフード工業会調査
を再集計、国勢調査と合わせて試算。総世帯の20%以上と
いう別の意見もある)。子どもよりもペットと暮らす世帯
が多いのです」。
「しかも、ペットを飼いたいという予備軍はさらに多い。
ペットフード工業会の調査では、2人以上の世帯で現在犬
を飼っているのは24.8%ですが、将来飼いたいという世帯
もそれとほぼ同数の24.9%。つまり、足すと半数になりま
す。単身世帯では、現在飼っているのは7.2%ですが、将来
飼いたいという人が43.1%、こちらも足すと半数です。そ
れに、これからの少子高齢化を考えると、ペット数急増は
自然な流れかもしれません」
少子高齢化とペット増加に関係がある、と
「子どもの手が離れた夫婦や、一人暮らしのお年寄りが増
えています。こうした人たちはペットを飼う、飼いたいと
思う。若い単身者でも、人生のパートナーとしてペットと
共生することが一般的になっているのです」。
|